塚の山少年隊「三面大黒舞」@2021奥州こども芸術発表会
さて本日は、2021年2月27日に奥州市文化開館で行なわれた奥州こども芸術発表会から塚の山少年隊で三面大黒舞です。
この塚の山少年隊は、奥州市胆沢南都田地区で取り組んでいる子どもたちの芸能集団です。
かつて南都田地区には、正月に予祝芸能として門付け芸の七福神舞があったという。
その芸能が廃れて消えてゆくことを憂いた地区民が子どもたちに七福神と三面大黒舞を継承させる取り組みを平成8年から始めた。
特筆すべきは公民館の事業として活動を推進し、子どもたちが習得すべき芸能を地区内の芸能他団体継承者が協力して指導していることにある。
神楽、剣舞、鹿踊などの芸能の垣根を越えて協力していく手法は今後の民俗芸能伝承のSDGsとも言えるかもしれません。
素晴らしい取組です。
子どもたちの衣装や道具も、地元の人々に支えられて揃え、地域の様々な行事で発表することによってその恩返しができている。
この世代間交流こそが民俗芸能の要石です。
自分の爺婆でない人に優しく接し、自分の孫ではない子どもたちを慈しむ。それを後押しする民俗芸能こそ未来遺産だと確信する。
動画でどうぞ
