大森神楽「牛若丸 宝蔵破り」@2021第1回.奥州市郷土芸能祭
さて本日は、2月28日に前沢ふれあいセンターで開催された第1回.奥州市郷土芸能祭から大森神楽で牛若丸宝蔵破りです。
その前に大森神楽さんの由来について
「大森神楽は昭和45年7月、当時の衣川村立衣川小学校大森分校教諭の佐々木久雄(直木賞作家、三好京三)氏と当時衣川村の教育長で大原神楽の師匠、小坂盛雄氏が中心となり、分校の児童に神楽を伝授したのが始まりである。その後学校教育と関わりあいながら活動し、児童全員に踊り伝えられてきた。平成10年3月に大森分校が閉校になり、保存会としてスタートした」
とあります。現在の代表は佐藤吉訓さんです。
最初に牛若丸が出て、源氏再興のために父源義朝が奪われた多神通虎の巻物を取り戻そうと、悪敵鬼一法眼の根拠地四国は熊山城へと急ぎます。
熊山城主に潜入するため使用人になりすまし、鬼一法眼の娘皆鶴姫に源氏再興がかなったら妻として迎えに来ると口説きます。
そして皆鶴姫は、ついに巻物のありかを教えてしまいます。
鬼一法眼の留守中に宝蔵の宝箱を見つけ出し、巻物を捜して箱の中身を掴んでは投げ、掴んでは投げます!
そして多神通虎の巻物を見つけ出し、遂には秘伝の術を会得します。
そこへ帰って来た鬼一法眼が、己の秘術の巻物が無いのに怒り、牛若丸を追います。
そして、牛若丸と鬼一法眼の法力の力比べとなりますが、多神通虎の巻物を取った牛若丸は、法術を駆使して鬼一法眼を翻弄します。そして遂には鬼一法眼を撃って何処ともなく隠れます。
後に残った鬼一法眼は、己の不明を恨むとともに、不始末をしでかした妹の皆鶴姫を処刑した上でうつぼ船にのせて北の海へ流したということです。
動画でどうぞ
