上宿和賀大乗神楽「魔王」@2014第20回大乗神楽大会
さて本日は、2014年6月8日に行なわれた第20回大乗神楽大会から上宿和賀大乗神楽で魔王です。
上宿和賀大乗神楽の由来について
「大正13年、宿表の小原和七が絶えて久しい神楽の再興を目指し秋葉大権現の火防祭で権現の門打ちを務め、翌12年に村崎野の館脇法全から「榊舞」の伝授を受けるとともに法印「法覚」の称号を授かり神楽を復活させました。平成25年からは斎藤貴幸が第4代庭元となりました。活動は、永明寺の守護神、可睡三尺坊大権現や和賀氏の氏神・白鳥神社、二子八幡神社の例祭に奉納する他、火防祭には三集落の全戸260戸を権現様で門打ちして歩きます。全33演目中15演目を所持」とあります。
大乗神楽の魔王は、眼を怒らせ歯をむき出した憤怒の面を付け、頭にザイをかむり、千早(常衣)・袴姿で刀を腰に差して一人で舞います。「山ノ神」とも言われています。
「魔王」の垂述神は、「降伏金剛夜叉明王」で本地仏は「天鼓雷音仏(てんくらいおんぶつごとされ、解釈ではイザナギ イザナミの子どもで海神・水神・風神・木神・火神と兄弟であるとされています。」ということで。
先靴脱で出て一巡りし、扇納、剣印にて切段定
後半は面を外して御神楽となります。
左手の刀に右手の錫杖を当ててすくい上げる三光大を四方に切って廻ります。
その後、刀を二本持って散らしをふります。
最後に刀を床に置いて剣印で舞います。
この時素手で舞うのをイリマサマと呼ぶとのこと。
動画でどうぞ
