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2021.02.16 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

二子築館大乗神楽「地讃」@2014第20回大乗神楽大会

さて本日は、2014年6月8日に行なわれた第20回大乗神楽大会から二子築館大乗神楽で地讃(ぢぼめ)です。

二子築館大乗神楽の由来について

「和賀山伏神楽大福院(現新山神社)の系譜を汲む更木船渡神楽が前身とされます。
船渡神楽の庭元佐藤新作のとき、旧二子村上宿の千田和作の世話で千田行全法院(元二子八幡神社宮司)から教えを受け、昭和29年ころには、斎藤幸全(上宿和賀神楽庭元の曾祖父)から再度教えを受けました。昭和41年、北上川河川工事に伴う堤防建設により、更木船渡集落の一部が移転することとなり二子町築舘集落に19戸が移住しました。それによって神楽伝承者も分割され、太鼓のみ伝授して分流することになりました。
その後、八重樫亀蔵及び佐藤房雄、斎藤重蔵の3氏から権現頭一頭が勧請されて「築舘神楽」が発足することとなり、改めて同系統の宿大乗神楽に師事し、下舞と権現舞を習得します。
昭和50年瑶全法院千田貞三から藤巻新吉ほか9名にあてて山伏権現舞の得度証が伝授されて正式に築舘神楽の発足に至りました。」

ということで、現在の庭元は藤巻勝八さんです。



さて地讃ですが、八幡舞と称することもあるとおり、二人舞の演目で八幡大菩薩と天津児屋根尊とし、本地仏は弥陀と観音ということです。二神の威徳により魔障を祓う舞である。

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阿吽の面をつけることもあるが、この日は最初から舞台中央にて直面で両手に弓矢と扇をもって言い事。

〽 抑々 大乗由原の世の始め 大千界を給うとして
   この地を一度に踏む人は 三千界まで讃えとへ  三千界まで讃えとへ

〽 抑々 仏法広むるこの地は 百戒々を給うと振りける空より
   獅子雲 雲晴れて 御剣しゃこの玉と降りける

言い立て終わって後生楽で弓飛行矢をもって舞い、天地に向かって矢を射る

DSC0228020160818111844.jpg

最後は錫杖と弓を持って御神楽で舞納めます

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動画でどうぞ


テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2021.02.16 |

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祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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