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2021.02.09 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

下条和賀大乗神楽「権現舞」@2014第20回大乗神楽大会

さて本日は、2014年6月8日に行なわれた第20回大乗神楽大会から下条和賀大乗神楽で権現舞です。

下条和賀大乗神楽の由来について

「昭和50年代に北上市二子町小鳥崎集落の小笠原与三郎、小笠原賢光を師匠に権現舞と下舞を伝授した。
保存会は昭和57年に結成し、以来、地元神社奉納や部落内の門付けをしている。」ということです。



下条和賀大乗神楽は、これまで山形県羽黒山神社奉納内(昭和63年)三重県伊勢神宮神楽殿での奉納(平成5年)や地区の八幡神社及び白山神社に奉納をしているほか青少年健全育成活動として地域の小中学生を対象に芸能育成指導を行っているということです。

今年の正月には北上パルでの公演を見ましたが、その前に地元の神社にも奉納しているということでした。

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権現様は熊野大権現とされ、本地を本宮弥陀那智観音としている。
また、新宮薬師ともされ、極楽には阿弥陀如来、疫病には薬師如来、地獄には地蔵菩薩など、その姿は33仏の輪身姿(衆生を守るため姿を変えて現れること)を有すとさている。これらから権現は、火防や息災延命をはじめとする各種災難などを祓い清める祈祷舞に登場する。
舞形は、下舞と権現舞からなり、下舞は脱垂姿に錫杖と扇·数珠を持ち手印相で一人舞。
権現舞は、二人立で一人が幕の後ろを持ち、もう一人が権現頭を持って操り歯打ちや四方拝を行う。
これによって人々の安泰を祈祷するほか、神仏に供えられた五穀や御酒などの供物を破い清め豊穣を予祝する舞でもあり、さらに権現によって頭を噛んでもらうと災難や病魔から逃れられるとされている。

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動画でどうぞ



テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2021.02.09 |

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祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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