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2021.02.05 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

二子築館大乗神楽「七ツ釜」@2014第20回大乗神楽大会

さて本日は、2014年6月8日に行なわれた第20回大乗神楽大会から二子築館大乗神楽で七ツ釜です。

築館大乗神楽の由来について

「和賀山伏神楽大福院(現新山神社)の系譜を汲む更木船渡神楽が前身とされます。
船渡神楽の庭元佐藤新作のとき、旧二子村上宿の千田和作の世話で千田行全法院(元二子八幡神社宮司)から教えを受け、昭和29年ころには、斎藤幸全(上宿和賀神楽庭元の曾祖父)から再度教えを受けました。昭和41年、北上川河川工事に伴う堤防建設により、更木船渡集落の一部が移転することとなり二子町築舘集落に19戸が移住しました。それによって神楽伝承者も分割され、太鼓のみ伝授して分流することになりました。
その後、八重樫亀蔵及び佐藤房雄、斎藤重蔵の3氏から権現頭一頭が勧請されて「築舘神楽」が発足することとなり、改めて同系統の宿大乗神楽に師事し、下舞と権現舞を習得します。
昭和50年瑶全法院千田貞三から藤巻新吉ほか9名にあてて山伏権現舞の得度証が伝授されて正式に築舘神楽の発足に至りました。」

ということで、現在の庭元は藤巻勝八さんです。



七ツ釜は大乗神楽で最初に舞う演目で、煤孫の伝書には「七ツ釜とは神代七代を表し、天体水体五穀夫婦を司り依って国土草木人間衆生とあらゆる動植物を生成なされた七神の神々の和やかなる舞なり」と説明している。

DSC0197320160818111735.jpg

言い立ては

「やら 面白や 第一の皇子は何を徳として世をば保ち給う
    我はこれ 国常立の尊として天を保ち給う」
 以下省略して
    第二は 国挟槌の尊で水体
    第三は 豊斟淳の尊で軍を
    第四は 泥土煮尊砂土煮尊で和歌を
    第五は 大戸道大戸辺尊で五穀を
    第六は 面足惶根尊で風体を
    第七は 伊弉諾伊弉冊尊で夫婦を」

 その後、扇と錫杖で舞い、四方に御神楽を舞って、扇脇払いにて幕入りとなる。

DSC0197420140608101734.jpg

動画でどうぞ


テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2021.02.05 |

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