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2021.01.21 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

富沢神楽「曾我兄弟仇討ち」@2021南部神楽舞初め公演

さて本日は、1月17日に金成延年閣で開催されました、南部神楽舞初め公演から富沢神楽で曾我兄弟仇討ちです。

富沢神楽さんの由来については定本から

「明治二○年頃、蕎麦沢の佐藤林之丞が庭元となり、西磐井郡金沢村飯倉神楽の小野寺忠七師匠(飯倉から真滝小林に婿養子に来た人)を招き、部落の若者達に神楽の指導を行ない富沢神楽を創設した。
明治時代、初期の人達が二期、三期と舞人の養成を図ったが大正初期に絶えた。
昭和三年、佐藤民治が発起人となり佐藤甚之助が庭元となり、飯倉神楽より高橋衛師匠を招き佐藤民治と共に神楽の指導を行ない、富沢神楽を再興した。
初代庭元佐藤林之丞、二代三代佐藤甚之助、四代佐藤利男、五代千葉清人、六代佐藤登である。」

とありますが、現代の代表者は佐藤徹さんです。



さて、曽我兄弟ですが、父の仇討ちをしようと仇敵工藤祐経が源頼朝の巻狩りに出たところをめざしてやってきます。

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夜の暗闇に乗じて工藤祐経の陣屋に忍び込み討ち取ろうとした兄弟ですが、見つけあぐねます。

IMG_470020210117133132.jpg

仇を見つけ出せないでいる兄弟は互いに刺し違えて死のうとします。
その刹那に、陣屋の侍女亀鶴姫が二人を押し留め、事情を知って祐経の陣屋へと導きます。

IMG_470420210117134140.jpg

工藤祐経の寝所を急襲した曽我兄弟であったが、「寝ている者を討つのは死人を討つも同じ」と正々堂々と仇討すべく工藤祐経を叩き起こす。

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「我が父河津三郎祐泰の仇討ちいたす」と斬りかかり、ついに討ち果たします。

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かくて、父が討たれてから十八年目にして本懐をとげることができたということです。

IMG_471720210117135304.jpg

動画でどうぞ


テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2021.01.21 |

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祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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