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2021.01.20 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

赤谷神楽「曾我兄弟陣屋巡り」@2021南部神楽舞初め公演

さて本日は、1月17日に金成延年閣で開催されました、南部神楽舞初め公演から赤谷神楽で曾我兄弟陣屋巡りです。

その前に、赤谷神楽さんの由来について

「明治二六年、鈴木築吉が庭元となり岩手県西磐井郡花泉町、上油田神楽の佐藤和三郎師匠の指導により、橋向神楽を創設する。
昭和二六年、工藤文市が庭元となり内容の充実を図り、赤谷神楽と改称した。
初代庭元鈴木蕊吉、現在の庭元工藤貞夫は五代目である。」

ということなそうです。現在の代表は工藤智徳さんです。

胴を取るのは工藤貞夫さんです。



建久四年(1193年)、源頼朝が催す富士の巻狩に実父・河津三郎の仇、工藤祐経も来ることを知り、曽我十郎祐成、五郎時致の兄弟は仇討ちを決意します。

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陣屋は折悪く大雨流しく警成も一段と厳しさを増し、一の木戸、二の木戸は無事に通り越えたが三の木戸は祐経の重臣、宮形八郎重房が警固して居り通れず難渋する。
兄弟は、ここで思案の末、弥源次、弥源太と偽名を打って通り越えようとする所に、陣屋廻りの奥の小姓「御所の五郎丸」に見答められる。

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三の木戸を守る宮形八郎重房

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宮形八郎重房の厳しい改めで通れず難渋するが、御所の五郎丸の機転によって無事に三の本戸を通り越える。

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更に御所の五郎丸より、各陣営の紋所を五郎丸殿に教えられ、仇敵の工藤祐経は庵に木瓜紋と確認します。

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最後は、ついに討ち入ることができる慶びを御神楽で表し幕入りとなります。

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動画でどうぞ


テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2021.01.20 |

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祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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