岩崎鬼剣舞「三番庭の狂い」@2020泉徳寺盂蘭盆供養
さて本日は、2020年8月16日に行われた泉徳寺盂蘭盆供養から岩崎鬼剣舞で三番庭の狂いです。
例年では泉徳寺での奉納は六番程度ということでしたが、この日の気温は34度を超える酷暑でしたので、三演目の奉納で終えました。暑かった~
ということで、岩崎鬼剣舞の由来について
「北上和賀地方に伝わる鬼剣舞の源流。起源は大宝年間(701~704)に修験の祖である役の行者小角が念仏を唱えながら踊ったのが始まりとも、大同年間(806~810)に羽黒山の法印善行院が大日如来の化身から悪魔退散・衆生済度の念仏踊りとして伝えられたともいわれている。北上和賀地方への伝承時期は不明だが、康平時代(1058~65)、安部頼時の子の黒沢尻五郎正任がこの踊りを好み、将兵の出陣や凱旋の際に踊らせたのが広く伝わったといわれる。また享保17(1732)年の『念仏剣舞由来録』には、延文5(1360)年、岩崎城主の岩崎弥十郎が主君の和賀政義を城に招き、剣舞を踊らせたところ政義が大いに喜び、家紋の笹リンドウの使用を許したという記述がある」
とある。
踊りの内容は、振り込みや早念仏、せんや念仏はなく、4人ないし2人1組の組踊のような形で進む。
扇の舞と素手の舞があり、軽快に跳躍する所作が続き、明るく華やかな印象を受ける。
扇を閉じて金剛杖と一緒に握って振りながら踊る所作や左足で跳ねる所作は他の芸能(田植踊り、念仏剣舞)との共通性が見いだせたりして興味深い。
動画でどうぞ
