寒い冬に暑い日の芸能を! 南下幅念仏剣舞「刀剣舞、一人怒者」@2019ふるさと芸能まつり
さて本日は、2019年8月15日に開催されたふるさと芸能まつりから南下幅念仏剣舞で刀剣舞、一人怒者です。
その前に、南下幅念仏剣舞の由来について
「巻物園鏡傅によると、大同三年、出羽の国 羽黒山峰中権大僧都善光院の法印が荒沢鬼渡大明神の御堂にこもり念佛勤行をしている時、ある夜こつ然と二人の老翁が現れて「衆生済度の近道は舞踊の面白さcontrol.phpを知らしめた上に導くことにある」と諭された。それに対し彼の法印は「しからば教えて候らえ」と申し上げたところ、一人は座して歌い囃し、一人は立ちて踊り始めた。伝授し終わると二人の姿は虚空に消えて見えなくなった。とあり、この踊りこそ念仏剣舞の始まりとされている。
以来絶やすことなく保存会を結成し伝承されている。胆沢区内では、八団体の剣舞が指定されているが、他の団体と比し一般的にテンポがゆったりしており、それだけ「力み」があると言われている。」
南下幅念仏剣舞は伝書は失われたものの寛政年3年に文化14年に渡辺甚四郎から卵太郎に伝授され、以降連綿と伝承されてきたということです。源流は衣川の高館物怪といわれ、他の胆沢の念仏剣舞と同じく念仏胴取りとカッカタがつくことが特徴です。
刀剣舞は、踊りてが最初から抜刀して輪踊りで、引き念仏から舞います。
刀剣舞は別称を宝剣の舞とも言われるそうです。
最後は二人の狂いの舞になり、刀を地面に置いて、二人で腕を組んだり背中合わせになって踊ります。
続いて一人怒者の中から「とっときもの」です。
これは川西のオッコミ、朴ノ木沢の熊っぱらいに通じる祈祷舞です。
角なしの鬼面をつけて舞い踊る様は、まさに悪魔祓いの祈祷舞です。
動画でどうぞ
