幸田神楽「五穀舞」@2010花巻郷土芸能鑑賞会
さて本日は、2010年7月25日に開催された花巻郷土芸能鑑賞会から幸田神楽で五穀舞です。
その前に幸田神楽の由来について花巻市史第三巻などから
「幸田神楽は幸田地区に鎮座する八雲神社の奉納神楽である。「幸田神楽本』によれば、その由来について藤原秀衛の三男泉三郎忠衡は、平泉藤原氏滅亡の際落ち延びられ、此の地に隠れ住まわれた。 矢沢地域の感慨用水を確保するために幸田川を塞ぎ止めて、溜池を築く工事をはじめたのであるが思うように工事が進まず思案の末、忠衡公が信仰している、祇園牛頭天王(八雲神社の祭神)を祀りて工事の無事完成を祈って神楽を奉納した。
また昔、幸田川には上と下に二つの大きな沼がありこの沼には、それぞれ、主(化け物)が住んでいた。この沼を埋め、田を作り堤を作った為に、主達は住みかを失い、その怒りを鎮めるために、堤の西北(乾)方に神楽場を定め神楽を奉納したところ、主達の怒りが鎮まり平和が戻ったといわれ、それ以来毎年神楽場で神楽を奉納したとあり、古い時代からこの地に神楽が存在していることを語っている」ということです。
幕だし歌は 〽 サンヤーハー 五種のオウサンヤー
さて五穀です。
早池峰神楽では五穀舞には二種類の舞があります。
天照皇大神自身が最初に出て舞う女五穀と
天照皇大神の指名を受けた天熊人が最初に出て舞う男五穀があります。
私は荒舞が大好きなので、この男五穀舞は大好物です。
次いで天照皇大神と月読尊が出て対面します
天照皇大神は五穀が末永く稔るようにと、保食神を稲荷神にして五穀を守護するよう命じます
かくて保食神より五穀の種を受け今に至ることを神諷にして千代の御神楽となり、最後は崩し舞で舞納めます。
動画でどうぞ
