宿・築館大乗神楽「権現舞」@2020平穏祈念神楽奉納
さて本日は、2020年9月27日に開催された平穏祈念神楽奉納から宿大乗神楽と二子築館大乗神楽二団体合同での権現舞です。
大乗神楽の権現舞ついて
「権現は熊野大権現であり本地は本官陀那智観音と言われています。また、権現は新官薬師ともされ、極楽には阿弥陀如来、疫病には薬師如来、地獄には地蔵菩薩など、観世音と33身はおろか百千万にも姿を変えて衆生を救うとされています。これにより権現は火防や息災延命をはじめとする種々の災難から守り、祓い清める舞として登場します。
舞形は、下舞(伴楽)と権現舞からなり、下舞は扇と錫杖・数珠・手印相での一人舞です。権現舞では一人が頭、もう一人が幕の後ろを持つ二人舞いとなり、歯打ちや四方拝を行います。神仏に供えられた五穀や水・御神酒などの供物を祓い清めて豊穣を予祝する舞でもあり、また権現に頭を噛んでもらうと無病息災となると言われています。」
とあります。
下舞から
大乗神楽における権現は、熊野権現としている。
本地は本宮弥陀那智観音と称して、極楽には阿弥陀、病める人には薬師、地獄には地蔵菩薩世音を観じては観世音と身を変じて衆生を救うとしている。
二子地区の大乗神楽では例年三月になると火防祭を執り行うしきたりがあり、地元集落を門付けして権現様を回している。
宿大乗神楽は上宿・下宿・和小路の集落250戸ほどをまわり、築館大乗神楽は築館地区内60戸ほどを回っている。
来年の正月は見に行きたいと思いますが、コロナ対応でどうなるのかわかりません。
別当による米散供
以上で、この日の宿築館神楽修行師弟協議会主催の平穏祈念神楽奉納が幕上げとなりました。
最後の宿大乗神楽庭元さんの挨拶では、初めての師弟神楽合同奉納だったが、これからも機会あるごとに行っていきたいということでしたので、また訪問したいと思います。
動画でどうぞ
