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2020.12.21 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

築館大乗神楽「薬師」@2020平穏祈念神楽奉納

さて本日は、2020年9月27日に開催された平穏祈念神楽奉納から築館大乗神楽で薬師です。

由来について

「築館神楽の前身である船渡神楽は更木の大福院似由来し、明治初期には神楽を行っていた。
後に宿大乗神楽初代庭元千田行全から神楽の指導を受け、昭和30年には上宿和賀神楽二代庭元齋藤幸全からも学んだ。
その後、昭和41年に船渡集落が築館地区に集団移転したことから分派した築館組を発足させた。
昭和50年に宿大乗神楽三代庭本千田瑶全より権現舞の指導を受け、得度証を授与されたことから築館神楽と改称。
更に、平成16年に宿大乗神楽の指導により伏獅子を習得。順次演目を増やし現在は九演目を上演可能となっている。」

ということで、現在の庭元は藤巻勝八さんです。



さて、薬師舞について「岩手の民俗芸能山伏神楽編」には煤孫の伝書から引いて解説している。
「薬師とは江文大明神と申して山川谷峯より悪水湧する時、瑠璃の瓶より薬を出して善き清水となし給う」
白面の吽面で背中に幡を背負っている出で立ちは人々に功徳を施す様を表しているように見える。

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続いて面を外して御神楽に移るが、御幣と扇を持って四方に薬師真言を唱える。
「おん ころころ せんだり まとうぎ そわか」

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舞法について

靴脱
三礼
正面三礼
無指普勝
五大尊
六印六の足
三の足
切段乗
脇拂い
供養の足
撮米

最後に御幣と錫杖を持って四方に舞う。

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動画でどうぞ

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2020.12.21 |

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祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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