岩崎鬼剣舞「宙返り」@2020鬼の館芸能公演
さて本日は、8月14日に開催された鬼の館芸能公演から岩崎鬼剣舞で宙返りです。
神楽や田植踊その他の芸能一般にもあることですが、通常の演目が続いた後に、小休止的な余興芸を出すことが多く見られます。
それは、緊迫した演目が続いて演者も観客も一服入れたくなった時に、場を和ませたり、珍しい所作や唄などによって趣向を変えたりして飽きないようにというくふうでもあります。
しかしながら、この余興余芸の部分で、演者の芸の幅が見て取れたりもして楽しい。
鬼剣舞でのそういった演目に宙返り、膳舞、カニムクリなどがあり、これらはおそらくは山伏神楽から引いた芸といえる。
宙返りは、刀を1本から8本まで増やしながら持ち宙返りしながら踊る1人舞。
刀を飛び越えて宙返りするなど、人並み外れた技に修験者の験力を誇示する意味合いもあったのでしょうか。
最後の八本の刀の組み方は五芒星のようにも見えます。修験山伏の呪法につながるようにも見えます。
動画でどうぞ
