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2020.12.08 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリシシ踊り

金津流野手崎獅子躍「案山子躍り」@2020江刺民俗芸能フェスティバル

さて本日は、江刺民俗芸能フェスティバルから金津流野手崎獅子躍で案山子躍りです。

その前に、金津流野手崎獅子躍さんの由来について「えさし鹿踊図鑑」より

「梁川地区青年会有志が昭和46年に金津流梁川獅子躍の庭元で第八代中立であった平野重男氏に入門し、昭和56年に踊りの一切を相伝され、梁川金津流獅子躍と称して活動してきた。平成24年に金津流野手崎獅子躍と改称し奥州市指定無形文化財となっています。また、平成30年に第三代相伝式を行って継承している」ということです。現在の代表は高橋誠さんです。



さて、演目は案山子踊りです。

庭の真ん中に立つ案山子を見て中立が何者かと探りをいれます

東北の鹿踊の起源説の一つには、山から降りてきて田畑を荒らす獣(かのしし、いのしし)を折伏し、もって豊作を予祝する役目があったのではということがある。
この案山子踊や鉄砲踊には、鹿踊の中でもそういった獣的な部分がよく表されているとともに、鎮魂祈願の意味合いの深い鹿踊のなかにあって娯楽的要素が求められたのかと推量させる。

太鼓の縁絡みのリズムが静かな山の中の情景を表し、かつ鹿たちの心情をも表現していて面白い。

怪しみながらも案山子に少しずつ近づく牡鹿

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ついには身動きできぬ案山子と見悟り、笠を飛ばして勝ち誇る様がクライマックスとなる。

IMG_418020201129125956.jpg

このあと、鹿たちが案山子の前を廻りながら燕返しを次々にしていくのがカッコイイです。

IMG_418320201129130122.jpg

動画でどうぞ

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2020.12.08 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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