南沢神楽「御神楽」@2020一関民俗芸能祭 疫病退散祈願
さて本日からは、11月8日に開催されました、一関民俗芸能祭「民俗芸能による祈りと絆 ~疫病退散祈願~」のリポートとなります。
一関民俗芸能祭は毎年3月開催でしたが、コロナ感染対策ということで中止になっていましたが、今回はその代替開催ということです。
開催に先立って、地元配志和神社の宮司さんが大祓を唱えて神事を行い、悪疫退散を祈願しました。
上演の最初は南沢神楽で御神楽です。
南沢神楽さんの由来については定本より
「明治初期、市野々に本郷神楽が組織され、市野々神楽の本流となったが昭和初期衰退した。
昭和一五年、金野米右エ門が宮元になり、本郷神楽の千葉秀雄師匠を招き神楽の指導を受け、南沢神楽を創設した。戦前は蘇武運一郎師匠が、戦後は蘇武榮登師匠が指導に当り現在に到っている。
初代宮元金野米右エ門、二代佐藤匡美、三代蘇武栄、四代蘇武秋男である。
蘇武運一郎は神楽の師匠であると同時に神楽面師でもある。また、岩手県南宮城県北神楽大会の審査員を二○年にわたり勤め感謝状を授けている。」
とありますが、現在の代表は佐藤耕三さんです。
今回の芸能祭の開催趣旨は「芸能が持つ祈りの力によって悪疫退散を祈り、市民が地域の絆を感じてこれからの生活の支えとなるよう、上演会を開く」ということです。
天の岩戸を開いて日の神が現れて世の中が明るくなったことに歓喜して鳥達が舞い踊ったことを象ったのが鶏舞。
この日は、悪病が晴れて解消し世の中が安泰になることを祈願する舞となりました。
動画でどうぞ
