早池峰岳系羽山神楽「翁舞」@2020羽山神社秋季例祭宵宮
さて本日は、羽山神社秋季例祭宵宮から羽山神楽で翁舞です。
式舞の二番目で、鶏舞や八幡舞が青少年の舞であるのに対して翁舞は長老にふさわしい舞としている。
ということで保存会最長老の冨手さんです。
幕出しは 〽 松を尋ぬる老いの身の 松を尋ぬる老いの身の 双葉の松を尋ぬるに
詞章は
さて天竺の 跋提川の生ける亀
甲に千歳十三御星の山を戴いて 萬劫をふるとかや
さて我が朝の鶴は 千萬歳をうとうて かの所へ参り 四つのお祝い申さんと
さて百歳は徳のさかり 黒髪は白髪となり 白髪は老いらくとなり
老いらくは きにかえるとかや
春咲きそめし花の色 秋は実なりて冬までも 実は落ちず 都雅の光りつる
諸神諸仏は 七世の孫におふたるためしの目出度さよ
翁舞は諸神諸仏七世の孫に会う程 延命長寿を祈る神秘口伝の舞である。
岳系統ではこの舞を塩土老翁命と称している。
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