早池峰岳系羽山神楽「鶏舞」@2020羽山神社秋季例祭宵宮
さて本日からは、9月16日に行われました羽山神社秋季例祭宵宮での羽山神楽奉納のリポートとなります。
この神社は大同二年に坂上田村麻呂が開基したとあり、羽黒山修験専蔵院の所管により、かっては蘇民祭も執り行われていたという。
羽山神楽については当社の案内看板によると次のごとし
「度重なる火災により伝承記録は失われたが、その芸態から早池峰岳神楽の流れを汲むもので勇壮華麗な舞を特徴とする。神楽の由来を伝えるものとして江戸時代後期に書かれたと見える詞章本があり、また小田島宮司家(専蔵院)には文政3年の年記をもつ獅子頭に加えて隠居権現様と称され年代不詳ながらより古い様式をとどめる獅子頭が祀られている。」
とあります。
尚、この日は宵宮でしたが、本祭の様子については2013年に訪問した際のリポートを参照してください。
⇒羽山神楽 しんがく・権現舞
最初に鶏舞です。
動画を見ていただければわかりますが、岳系というものの鶏舞の手次足次に多少の違いがあります。
太鼓の拍子が異なることと同様に、伝承された時点での神楽の形態を残しているということかもしれません。
ということで、湯本周辺の神楽との関係は明日の外題とします。
動画でどうぞ
