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2020.09.17 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

八ツ口神楽「御神楽」@2020八ツ口熊野神社秋季例大祭

さて本日は、八ツ口熊野神社秋季例大祭から八ツ口神楽で御神楽です。

八ツ口神楽について「増補版盛岡の民俗芸能」(2010年刊行)より昨日の続きです。

「神楽は、昭和36年(1961)頃から 10年程中断した時期があったが、熊野神社の祭典には太鼓·笛,手鉦の三拍子は必ず奉納していた。その後、昭和 47年(1972)から故熊谷信二郎氏が中心となり、当時大宮中学校の2、3年生の志ある生徒達を集めて神楽の育成にとりかかり、神楽連、地域が一体となり昭和49年(1974)に復興することができた。同時に保存会が結成され、物心両面にわたりこの神楽を支えている。昭和63年(1988)から太田東小学校で「御神楽」を伝承活動に取り上げ、春の運動会に全校の集団演技として披露され、卒業のお別れ会では6年生が5年生へと引き継いでいく。小学生の指導には神楽連中が当たり、舞人を育ててきた。現在は、小中学生、大学生、社会人等が活動の中心となり伝統芸能を後世に伝えようと研鎖に励んでいる。」

ということです。
御神楽の舞手は子どもたちが担っています。



手には扇と錫杖を持って舞います。ステップが軽快で、跳躍する所作が多いのは子供向けの演目といえます。
小学校教育に取り入れられていることからも、神楽修練の初手舞であろうかと思います。

IMG_060020200905122534.jpg

鳥兜の羽根を持ってくねる所作は、姫神山麓の神楽に通底するようです。
姫神山といえば、西福院のことに触れねばなりませんが、それは明日の掲載とします。

IMG_060920200905123040.jpg

最後は一人残って儀礼的に一舞して幕に入ります。

IMG_061120200905123216.jpg

動画でどうぞ


テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2020.09.17 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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