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2020.09.15 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリシシ踊り

遠野八幡宮にて役獅子が舞う

さて、本日9月15日は日本全国八幡様のお祭り日です。
が、今年はコロナ禍の影響で既に多くの八幡様も神事のみということで、祭りの賑わいの無い縁日となりました。

そんな中ですが、9月13日に遠野市小友町の長野獅子踊りが奉納しましたので掲載します。

大正10年に書かれた「獅子踊由来」(下図)には、長野獅子踊りの由来が書いてあります。



また、長野獅子踊りは、遠野八幡宮の役獅子(役団体)ということもあり、この日奉納することには特別な意味合いがあります。
役獅子とは、神社のお祭りでは必ず奉納演舞することが義務として課せられていて、名誉ある団体の印でもあります。三陸沿岸部では丁印と呼んでいるところもあります。いわゆる神社付き芸能ということです。
八幡宮調書によると、長野獅子踊りが遠野八幡祭典に初めて出たのは大正10年9月15日ということです。
そして、昭和15年7月に八幡役獅子に任命を受けたとあります。

因みに、遠野八幡宮の役団体は、遠野郷八幡宮御輿会、遠野南部流鏑馬保存会、八幡神楽、長野獅子踊り、遠野太神楽、駒木鹿子踊り、張山しし踊り、板沢しし踊り、となっています。

社務所前にて屋形誉めから

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続いて二の鳥居で鳥居誉め

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本殿までの参道を通りで踊っていきます。

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八幡宮本殿前にて参拝奉納です。

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遠野八幡宮の祭礼が終わると遠野に秋が来るということですが、今週末には秋彼岸が来ます。

彼岸といえば、長野獅子踊り発祥ゆかりの西来院の古文書には、「慶長2年(1598)秋彼岸中日西来院にて開幕初踊り供養する也」とあるという。

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動画でどうぞ

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2020.09.15 |

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祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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