小田代神楽「山ノ神舞」@2020第45回胆江神楽大会
さて本日は、第45回胆江神楽大会から小田代神楽で山ノ神舞です。
小田代神楽さんの由来は定本より
「明治二八年一○月、部落の氏神五十瀬神社に神楽を奉納するため、氏子総代の植田喜作が庭元となり、羽田の鴬沢神楽から師匠を招き指導を受け、小田代神楽を創設した。
初代庭元植田喜作、二代及川春治、三代及川情四郎、四代~代及川篤男である。」
とありますが、現在の代表は及川章さんです。
幕出し 〽 サンヤー 山ノ神は、山ノ神は祓え サンヨー
小田代神楽さんの山ノ神舞は式六番の中の一つであり、山ノ神舞の裏舞が宮鎮舞となっています。
山ノ神舞の面は赤の阿面であり、裏舞である宮鎮舞の面は、白の吽面になっているようです。
爪米です 〽 このさんやあ ヨネを蒔けや 祓えさんよう
面を取りクズシに入ります
山ノ神舞ではやはり面を外してからの太刀舞が魅力ですが、小田代神楽さんの山ノ神舞では何と言ってもこの刀身の長さです。
3尺を超える太刀を振りかざしての太刀舞はお目にかかれません。
非常にダイナミックな舞に圧倒されます。
幣束と太刀を取って一舞した後、山ノ神自らの本地を語る
「山祇の尊とは我がことなりさんよう、世の中に木草のくさめ露しのぎ日に改めて、良き年月の幸を保つこと、みな自らのなし業なりさんよう。秋山や、みなくれないに染めぬいて、そめぬいて、みなあ、金銀の色なし山也さんよう」
五穀豊穣、村内安泰、悪疫退散を祈祷しての激しい舞でした
これでコロナ退散も間違いなし!
動画でどうぞ
