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2020.09.01 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

大森神楽「羽衣」@2020第45回胆江神楽大会

さて本日は、第45回胆江神楽大会から大森神楽で羽衣です。

その前に大森神楽さんの由来について

「大森神楽は昭和45年7月、当時の衣川村立衣川小学校大森分校教諭の佐々木久雄(直木賞作家、三好京三)氏と当時衣川村の教育長で大原神楽の師匠、小坂盛雄氏が中心となり、分校の児童に神楽を伝授したのが始まりである。その後学校教育と関わりあいながら活動し、児童全員に踊り伝えられてきた。平成10年3月に大森分校が閉校になり、保存会としてスタートした」

とあります。現在の代表は佐藤吉訓さんです。



幕出し 〽 エンヤ~山の葉は、山の葉 エ~ヨサ ヨサ~

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白い羽衣を纏った天女が舞う 南部神楽でも随一の女舞 山の葉舞

三保の松原の上空を天女が舞い遊ぶ情景がよく表され、胴取りの掛け歌も長閑な春の海辺を彷彿とさせています。

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舞台中央に置いた松の枝が能舞台の趣で一層格調高い雰囲気になっている次第。

天女がこの松が枝に羽衣打ち掛けて立ち去る

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そこへ、漁師の白龍が現れ、松の木に掛けた天人の衣に気づいて持ち帰ろうとします。

天の衣を返してほしくば、汝天人にて候へば菩薩の舞を心得たるべし、一舞舞給うならば返すなり。

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扇と幣束を持って鮮やかに舞い踊る

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かくて羽衣を返された天女は、春の海を越えて天界へと戻っていくという場面です。

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動画でどうぞ

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2020.09.01 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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