草神楽友の会「明神舞」@2020第45回胆江神楽大会
さて本日は、第45回胆江神楽大会から草神楽友の会で明神舞です。
草神楽友の会とは、正嗣さんと木綿子さんを核として神楽好きがゆるやかに集まって神楽を楽しもうという会のようです。
当日プログラムの紹介文から
「鉾がなければススキを取り、扇がなければフキの葉っぱで舞う、舞台がなければ草原で舞えば良い。草野球ならぬ草神楽を志す、神楽好きの有志が地域や団体の枠を越えて、南部神楽を楽しむ目的で集まりました。暗中模索の拙い芸ですが、伝統芸能の新しい形を求めて日々精進しております」
ということです。
どの民俗芸能団体も継承者不足が課題となっている中で、最近の流れとして他団体同士が交流し合う中から新たな取り組みが増えてきています。
明神舞は「神楽式舞」13番中6番目の舞で、獣の荒れすさぶのを鎮める舞である。
地割舞、明神舞はともに悪魔を祓い鎮め、天下泰平、延命息災、五穀豊穣を祈念する舞。
前半は狐面を付けてのネリ舞、後半は直面でのくずし舞です。
明神舞は山伏神楽の舞の手が数多くあり、祈祷舞となっています。
今回草神楽友の会で明神舞に取り組んだ経過が当日プログラムにありましたので掲載します。
「明神舞は、 各家々にある明神様に捧げる舞ともいわれます。 狐の面をつけ、悪魔払い、天下泰平、 延命息災、五穀豊穣の願いを込めて舞われます。 このたび山谷流神楽の古老のロ伝を基にこの舞の復元に取り組みました。また、近年希少となったこの演目の再現には胆江神楽の偉大な先人たちの貴重な記録が欠かせない存在となりました。まだまだ、改善の余地はあり発展途上ではありますが、悪疫退散を願いを込めて祈祷舞を披露します。」
ということです。
舞手は矢崎木綿子さんです。荒舞の名手です。
久々に彼女の舞を見ましたが、圧巻でした。拍手!
動画でどうぞ
