南下幅念仏剣舞「盆供養」@2020奥州市胆沢念仏供養塔
さて本日は、8月16日に奥州市胆沢南都田の念仏供養塔で行われた南下幅念仏剣舞の盆供養です。
南下幅念仏剣舞の由来は次のとおり
「巻物園鏡傅によると、大同三年、出羽の国 羽黒山峰中権大僧都善光院の法印が荒沢鬼渡大明神の御堂にこもり念佛勤行をしている時、ある夜こつ然と二人の老翁が現れて「衆生済度の近道は舞踊の面白さを知らしめた上に導くことにある」と諭された。それに対し彼の法印は「しからば教えて候らえ」と申し上げたところ、一人は座して歌い囃し、一人は立ちて踊り始めた。伝授し終わると二人の姿は虚空に消えて見えなくなった。とあり、この踊りこそ念仏剣舞の始まりとされている。
以来絶やすことなく保存会を結成し伝承されている。胆沢区内では、八団体の剣舞が指定されているが、他の団体と比し一般的にテンポがゆったりしており、それだけ「力み」があると言われている。」
南下幅念仏剣舞は伝書は失われたものの文化14年7月に渡辺甚四郎清時から卵太郎に伝授され、以降連綿と伝承されてきたということです。源流は衣川の高館物怪といわれ、他の胆沢の念仏剣舞と同じく念仏胴取りとカッカタがつくことが特徴です。
下の画像の供養碑は元々は境田の十文字にあったのが、南都田の偉人粟野善知翁の碑がある広場に移転したものです。
跳ね胴は、通常は二人ですが、この日は都合で一人で務めました。頑張りました!
この日は朝の9時に奉納開始でしたが、すでに暑い。
そのような中で一庭踊りました。
最後のキメです。
今年はコロナ禍の影響で十分な練習もできない中での奉納でした。
大変お疲れ様でした。とともに冷たい飲み物までいただいて感謝申し上げます。
動画でどうぞ
