行山流舞川鹿子躍「墓踊り~三人舞」@2020一関市相川 常川寺
さて本日は、8月14日に一関市相川の常川寺で行われた行山流舞川鹿子躍の物故者供養についてです。
この日は、鹿子躍先達へ供養とともに昨年度に文化庁の地域文化功労者表彰受賞報告と相成りました。
そして盆供養として墓踊りと三人舞ん奉納です。
その前に舞川鹿子躍さんの由来について
「行山流鹿踊の始祖伊東伴内持遠が宮城県本吉郡水戸辺村に勤仕していた折に配下の者の心得として伝えた鹿踊が、次第に周辺集落にも伝承され、今の岩手県内で最初に伝承されたのが六代目相川村馬洗淵の吉田猪太郎だった。その吉田猪太郎を基点として一関地方から胆沢地方に広く伝授され、岩手県南部の太鼓系鹿踊の元祖的位置にある。」
で、現在の代表は橋階敏男さんです。
5代目保存会長の初盆供養ということもあり、数十年ぶりの墓踊り復活ということです。
物故者の位牌を中心に廻ながら供養の唄をかける。唄は13あり、その中から奇数番目の唄を選んであげるという。
〽 恋しさは 恋しき人の墓しるし 見るより早く ぬるる袖かな
〽 ぬるるとも そさまの袖はあはれみる 早朽ち果てて 名残惜しさよ
〽 天竺の 達磨ケ池の蓮の葉に 米まき散らして ほうこうみつかな
〽 寺々の 香の煙は細けれど 天に昇りて むら雲となる
〽 死出の山 いかな亡者はふみそめて 行くと見たれど 二度とかえらぬ
(歌詞は行山流舞川鹿子躍FBより転載)
次に、三人舞も奉納されました。
〽 春駒は庭の桜につながれて 駒が勇めば 花は散りそろ 花は散りそろ
この日の天気は見ている側も汗だくになるほど。まして装束つけて踊るみなさんは熱中症ものでした。
動画でどうぞ
