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2020.08.18 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリシシ踊り

金津流伊手獅子躍「盆供養」@2020奥州市江刺伊手高林寺

さて本日からは、お盆期間中に盆の供養をする民俗芸能を見て回りましたので、そのリポートとなります。
今年はコロナ禍により民俗芸能の上演の場がほとんど無い中で、鹿踊や念仏剣舞などの本分である祖霊供養や五穀豊穣を祈願するために困難を乗り越えて奉納したことが特筆されます。

どの場でも「半年ぶりに踊った」とか「やれて本当によかった」という声が聞かれます。
それは演じる方も見る方も同じ。ここに民俗芸能の本懐があると思います。



ということで、最初は8月13日に奥州市江刺伊手の高林寺にて行われた金津流伊手獅子躍の盆供養です。

金津流伊手獅子躍の由来は、明治36年(1908)、江刺郡梁川村栗生沢(現奥州市江刺区梁川)の佐藤亀治等から伊手村曽木田の渡辺八百吉等が伝授されて創始した。
平成7年に現踊り組が七代目として相伝され、現代表は稲田文夫さんです。

代表に聞いたら、今日は日頃出番がない若い人たちにやらせてみました。ということでした、中高生もいました。

山門で誉め唄を歌ってから庭入り 始まったのは16時過ぎでした

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境内にて三光の儀そして供養

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続いて礼庭 三人狂い

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続いて雌獅子狂い 終わった後は汗びっしょりでした

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最後は住職より御花があがり、投げ草で礼を返す 皆さん暑い中お疲れ様でした。

このあと、伊手地区内を数軒、初盆宅を門付けして歩いたということでした。

地元の菩提寺ということで、盆の入りのこの日は沢山の檀家の皆さんが墓参り帰りに鹿踊を見ていきました。
これが本来の民俗芸能の姿だと再確認下次第。

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動画でどうぞ

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2020.08.18 |

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祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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