外山神楽「権現舞」@2020遠野座夜神楽
さて本日は、遠野座夜神楽から外山神楽で権現舞です。
その前に、この外山神楽さんの由来の中でおもしろいエピソードを見つけたので紹介します。
「遠野の郷土芸能(上巻)」の外山神楽の条項に
「今から百二十年位前に神楽の庭元が火災にあった時、座敷に置いてあった権現様が飛び出て、山の峰を越えて高木部落の曲石の川原の胡桃の木の枝に引っかかっていたのを村の人達が見つけて高木部落と鮎貝部落の境のまげす山の頂上に社を建てて祭った・・・」
ということである。権現様が天変地異に遭遇して逃げたり跳んだり遥か遠くの地で出現したという話は枚挙に暇がないが、これも氏子の人々の信心の現れであろう。
ということで下舞です。
権現様の歯打ちも、舞手の背が高いので迫力あります。
外山神楽では、別当さんが幣束を持って唄を掛けますが、もう一人が供物を持っています。独特のスタイルです。
来年はコロナ禍が終息していて小友まつりでの権現舞が見たいものだと思います。
動画でどうぞ
