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2020.07.29 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

大森神楽「八幡舞」@2020夏のジンバ祭り 奥州衣川歴史ふれあい館

さて本日は、7月25日に奥州衣川歴史ふれあい館で行われたジンバ祭りから大森神楽で八幡舞です。

その前に大森神楽さんの由来について

「大森神楽は昭和45年7月、当時の衣川村立衣川小学校大森分校教諭の佐々木久雄(直木賞作家、三好京三)氏と当時衣川村の教育長で大原神楽の師匠、小坂盛雄氏が中心となり、分校の児童に神楽を伝授したのが始まりである。その後学校教育と関わりあいながら活動し、児童全員に踊り伝えられてきた。平成10年3月に大森分校が閉校になり、保存会としてスタートした」

とあります。現在の代表は佐藤吉訓さんで、この日も胴を取っておられます。



演目は神功皇后の子である誉田別命と品夜別命の二神が四方に矢を放って悪魔を祓う祈祷舞になっている。
この日はこれはりの里神楽伝承まつりということで、舞手の2人とも小学生が努めました

幕出しは   〽 センヤーハー ご祈祷に 千代のヤー 御神楽 舞い遊ぶホー

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八幡舞は仲哀天皇と神宮皇后の間に生まれた誉田別尊とその兄である品夜別命の舞である。
誉田別尊すなわち応神天皇は母神宮皇后の後、諸国をひろく治めたとあるが、それ以上にその後に続く子孫の武士によって武神として祀り上げられたことで有名である。

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矢を放つ舞の前に、胴取殿が撥車を披露してくれました。久々です。見事です。

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そして、舞手自らが応神天皇の本地を語る場面です。

「八幡大神の御本地をくわしく説き尋ね奉る さんや奉る
 父をば仲哀天皇と申し奉る さんや奉る
 母をば神功皇后と申す 御妻となって 持たせ給うその子をば
 応神天皇八幡大神とは それがしのことを申すなり ヨーホー」

それに返して胴取りが
 「八幡大神 弓こそ上手、打ってこそ上手 射てこそ上手
  八幡大神 居垣の内に弓を張り、四方矢先に悪魔射落とす」と応える。

最後にコロナ退散を祈願して四方に矢を打って祓います。

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動画でどうぞ

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2020.07.29 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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