fc2ブログ
2020.07.27 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ剣舞

川西念仏剣舞「一人怒物 押込」@2020夏のジンバ祭り

さて本日は、7月25日に奥州衣川歴史ふれあい館で行われたジンバ祭りからです。
かつて衣川が戦の陣の場所だったことにちなみ名づけられたジンバ祭りは、例年、地域のお祭りとして行われていますが、今回は「疫病退散の願掛け」を趣旨として開催されました。



最初は地元衣川の川西大念仏剣舞です。

由来について

「藤原清衡公が江刺の豊田館から衣川を越えて平泉に入り柳の御所造営していたころ、夜な夜な亡魂が物の怪となって世の中を荒しまわり、人々を恐れおののかせ惑わせました。清衡公は、これはどういうことかと、中尊寺のお坊様に相談しました。お坊様は「これは、過ぐる前九年・後三年の合戦において非業の最後を遂げた人たちが、成仏しきれずこの世をさまよっているものです。刀や弓で収められるものではなく、お釈迦様のお力で鎮めるしかありません」と語りました。清衡公は早速、山王権現に七日七夜のおこもりをしました。満願の日に一匹の猿公が現れ、荒れ狂う亡魂の中に混じり、猫間が淵(柳の御所と無量光院の間)に沈めていきました。御仏が猿の姿に身を変えて亡魂たちを浄土へと導いたのだと気づいた清衡公は、このことに感激し、家来の佐野弥左衛門に命じて、この様子を模し、創らせたのが川西大念仏剣舞です。なお、剣舞を創った佐野弥左衛門は、金色堂前の一角に葬られ、その墓は現在も剣舞塚として語り継がれています。」
ということです。

現在の代表は伊藤敏男さんです。

M101034320200725190944.jpg

演目は一人怒物の「押込(オッコミ)」です。

川西大念仏剣舞には、一人舞の演目がいつくかあるが、それらは大念仏舞のクルイということである。
正足とオッコミがあるが、前者は吽面、後者は阿面をつける。
双方ともにクズシの踊りがある他、四方を切る所作があり神楽の影響が見て取れる。

M101034820200725191122.jpg

押込の所作には、野獣のような少し道化けた所作が観られるが、これについて小形信夫は「念仏剣舞」の中で壬生大念仏狂言の人形振りに相似しているという。

M101037120200725191822.jpg

ところでこの日の舞手は地元出身のメンバー三浦健太郎さんでした。
この方は、隣の前沢町の酒造会社岩手銘醸の若き杜氏さんです。
彼の父の作った酒米「結の香」で造った大吟醸が平成30年全国新酒鑑評会で蔵として11年ぶりという金賞を獲得したということです。
長年の夢を叶えた三浦さんは、杜氏として、また剣舞の継承者として今後も目が話せません。
この日は純米大吟醸 奥州ノ龍が御神酒として参観者に振る舞われました。後で購入して飲んでみたいと思います。

M101037520200725192308.jpg

動画でどうぞ

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2020.07.27 |

«  | ホーム |  »

プロフィール

祭りの追っかけ

Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

カレンダー

06 | 2020/07 | 08
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

月別アーカイブ