行山流都鳥鹿踊「唐金」@2020獅子舞で悪疫・災害退散!!
さて本日は、令和2年7月12日にコロナ疫病終息を祈願して全国一斉に獅子舞を奉納しようという企画についてです。
この取組は、埼玉県白岡市の獅子博物館が提唱して全国の獅子舞関連団体に参加を呼びかけたところ、次の8つの団体が応えて上演したというものです。
・八幡崎の獅子踊(青森県平川市)
・因幡の麒麟獅子舞(鳥取県鳥取市)
・二條の獅子舞(香川県木田郡三木町)
・名護市青年団やんばる船(沖縄県名護市)
・今帰仁子ども太鼓いまじん(沖縄県なきじんそん)
・東京讃岐獅子舞
・長野獅子踊(遠野市)
そして、この奥州市胆沢南都田の行山流都鳥鹿踊です。
この日の正午を期して一斉に踊り始めたということでした。
行山流都鳥鹿踊の由来について、
「伊藤伴内(南三陸町志津川)の門弟のひとり行山清左衛門から伝わり、さらに寛政5年に平泉町の三代行水軒中津川清左衛門義胤から「行山流踊り」として伝授されたといわれ、以来今日までの永い間、多くの先輩達によって踊り継がれて来ました。」
とあります。
胆沢のしし踊りには三つの系統があるといわれ、行山四郎兵衛を元祖とする(胆沢区)徳岡経由と(一関市厳美町)山谷経由のものと、行山清左衛門を元祖とする平泉の達谷窟経由のものとがあるという。
都鳥鹿踊は平泉の達谷窟経由の麓行山躍で、同じく胆沢の供養塚鹿踊とともに水沢栃ノ木や金ケ崎細野・北方・御免等に伝承している。
現在の代表は高橋勇人さんで、メンバー17人の中には胆沢区以外の出身者や女性も加入しているということです。
演目の唐金は都鳥鹿踊では雌鹿隠しのことで悪魔退散の踊りと言われている。
今回の「獅子舞で悪疫・災害退散!!」に相応しい演目です。
庭入りの歌から
〽 寿福には 地神荒神お立ちやる
一頭の狂い鹿から牝鹿を守ろうとする二匹の側鹿との三つ巴の戦いの勇壮な踊りです。
動画でどうぞ
