黒岩鬼剣舞「膳舞、宙返り」@2020鬼の館芸能公演
さて本日は、6月28日に北上市立鬼の館で行われました鬼の館芸能公演から黒岩鬼剣舞で膳舞と宙返りについてです。
神楽や田植踊その他の芸能一般にもあることですが、通常の演目が続いた後に、小休止的な余興芸を出すことが多く見られます。
それは、緊迫した演目が続いて演者も観客も一服入れたくなった時に、場を和ませたり、珍しい所作や唄などによって趣向を変えたりして飽きないようにというくふうでもあります。
しかしながら、この余興余芸の部分で、演者の芸の幅が見て取れたりもして楽しい。
鬼剣舞でのそういった演目に宙返り、膳舞、カニムクリなどがあり、これらはおそらくは山伏神楽から引いた芸といえる。
宙返りは、刀を1本から8本まで増やしながら持ち宙返りしながら踊る1人舞。
最後の八本の刀の組み方は五芒星のようにも見えます。修験山伏の呪法につながるのでしょうか。
一方で、膳舞はヘギ回しともいい、2枚の膳を持って踊り.ます。
こちらは余興的で、落とさないようにして踊るのが身上ですが、たまに1枚落としたりするとより一層客席を沸かせるので、それも一興といったところでしょうか。
この日は、膳舞と宙返り、そして次の三人加護が一連の演目として上演されました。
動画でどうぞ
