祝再開! 鬼の館芸能公演
さて本日からは、6月28日に北上市立鬼の館で行われました鬼の館芸能公演についてです。
この恒例行事は、今年度は4月から始まる予定でしたが、新型コロナウィルス感染症対応ということで中止となっていました。
しかしながら、今回からは鬼の館野外ステージでのみの開催ということで再開にこぎつけたようです。本当によかったと思います。
会場入り口では、来場者の住所氏名連絡席をカードに書いて提出するとか、アルコール手指消毒をするなどの対策をしっかりとして、会場も密集にならないように配慮されていました。
ということで、久々の芸能公演から、黒岩鬼剣舞です。
由来については当日パンフレットより
「ニ子鬼剣舞から指導を受けて、平成14年4月21 日に発足、平成24年3月に秘伝書を伝授されました。
踊り手には、小·中·高校生から一般までと幅広い年代が一緒になり意欲的に活動しています。
創立5周年記念公演では 「狐剣舞」を初披露、平成24年には 10周年記念事業を行い、18演目を奉納しました。
今後の活躍がますます期待される踊り組です。」
ということで、現庭元は多田実さんです。
さて、道太鼓でオカドが庭入りし、最初の演目はカッカタです。
カッカタは、鬼剣舞の中でも得意な存在で、北上の鬼剣舞では五行思想の中央である土行を司り、また不動明王ともされて中心的な存在となっている。
衣川の川西念仏剣舞をはじめとして胆沢地方の念仏剣舞では仏の化身とされるサルコがこれにあたり、少年の役とされていた。
鬼剣舞では剣舞の中心であるだけに、滑稽な所作の舞振ながら踊組の師匠格がこれにあたるのが常とされている。
冒頭に二本の金剛杵を覗き込み、ついで足で踏みしめるのが、山伏修験の呪法を想起させる。
カッカタはまた、豊年萬作予祝とともに子孫繁栄を招くものとして、客席まで入って観るものを和ませる。
踊りの最後には「ホー」と声を掛けて、次に控える鬼たちに呼びかける。
このカッカタの招きがあるのは、一番庭、二番庭、三番庭、八人加護、刀剣舞となっているようです。
動画でどうぞ
