中田太神楽「獅子舞、松の舞」@2013胆沢城あやめ祭り
さて本日は、平成25年6月29日に行われました第18回胆沢城あやめ祭りから中田太神楽です。
胆沢城あやめ祭りは例年6月中旬に奥州市水沢佐倉河の胆沢城址内にあるあやめ園で開催れていましたが、今年はコロナ禍の影響で中止となりました。
しかしながら、花は毎年時期が来れば咲くものです。
下の画像は今日撮影してきました。綺麗に咲いてますね。後方に見える鳥居は鎮守府八幡宮です。
という訳で、7年前になりますがあやめ祭りの芸能ステージから中田太神楽です。
その前に中田太神楽の由来について
「明治22年頃に現在の花巻市東和町より伝授されたと伝わり、伊勢信仰代参が当地に及んだことを示す民俗学的にも意義深い芸能です。梁川中田部落に悪疫が流行した時、無病息災を祈願して始めたものと伝えられている。昭和30年代頃までは大人たちで伝承していましたが、40年代後半より後継者育成も考えて小学生を中心に伝承してきました。」
ということです。
いわゆる伊勢の太神楽系統の芸能は、旧南部藩盛岡の七軒町のお駒太夫の一座が広めたものが、さらに広範囲に広まったものです。
本来は、伊勢の払いの御札を配るために獅子舞を携えて廻村した芸能が、正月などの祝の舞として村々の芸達者な人々によって執り行われたのが今日に伝わる太神楽である事象が多く見られます。
しかし、形式としては獅子が諸厄病魔を退散させ、更には獅子舞の場に居た人々の所願成就をも叶えるという絶対的な利益享受を約したものとなっている。
これこそが信仰の発露であるが、それとともに芸能を楽しむことが太神楽を今日まで続いた所以といえる。
獅子舞の後は子どもたちによる松の舞でめでたく囃し立てます。
動画でどうぞ
