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2020.06.18 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリシシ踊り

小通鹿踊り「鉄砲踊り」@2013第14回気仙郷土芸能まつり

さて本日は、平成25年11月23日に住田町農林会館大ホールにて開催された、第14回気仙郷土芸能まつりから、小通鹿踊りです。

由来について

「伝授書によると、気仙郡日頃市村小通(こがよう:現大船渡市日頃市町)の松右衛門が嘉永5年に東磐井郡大原村山口(現一関市大東町)の喜平・喜三郎という2人の師匠から伝授されたのが始まりと伝えられる。 しかし、口伝によると貞享(じょうきょう)年間(1684~1688)に宮城県本吉郡入谷村(現南三陸町)の善九郎が日頃市の金山で働き、その合間を縫って小通の有志に伝えられたとの言い伝えがある。その後に小通では何度も鹿踊りが途絶えかけ石巻地方から師匠を呼び習いうけた、また大原から習いなおしたことで小通鹿踊りが中興したとの言い伝えもある。 少なくとも、伝授書は定かで、山口派に分類される行山流鹿踊りと言える。 庭元は初代松右衛門の子孫に当たる鈴木家が行っている。」ということです。

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演目については、道中囃子、奉納踊り、回向踊り、三人狂い、案山子踊り、そしてこの鉄砲踊りです。

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前踊りに続いて鉄砲の音が鳴り響くと山立(猟師)が鉄砲を携えて鹿を狙って出てきます

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シガリ鹿が撃たれて倒れると山立は小踊りして喜び、弁当を広げて一休みする この辺はユーモラスな仕草で会場の笑いを誘う場面。

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仲間の鹿が山立を追い払うと、嘆きの鹿歌となる

〽 この里に いかなる山立ちあると聞く おさなき鹿の 心さわがし 心さわがし
   

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最後にきり踊り、同じ行山流山口派でも浜らしい威勢のよい鹿踊でした。

今年はお祭りは無いようですが 盆の門打ちあるのでしょうか

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動画でどうぞ


テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2020.06.18 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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