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2020.05.21 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

幸田神楽「裏八幡舞」@2009幸田神楽鑑賞会

さて本日は平成21年9月27日に花巻市の幸田ふれあい館で行われました幸田神楽鑑賞会から裏八幡舞についてです。

その前に幸田神楽についてもう一つ「早池峰神楽の継承と伝播」(中嶋奈津子 平成25)より

「祇園牛頭天王を祀った場所には現在泉三郎の霊碑があり、神楽場と呼ばれる場所も残されている。由来を示す古記録は残されていないが、現在伝わる神楽は、天保年間(一八三〇~四四)に岳神楽を学び開始したと神楽衆
に伝えられている。安政二年(1855)生まれの宍戸長右ェ門銘の「神楽言い立て本」と、文久三年(1863)の銘のある獅子頭の権現が保存されている。時期は特定できないが、早い時期に親である岳神楽との師弟関係は薄れている。

神楽は幸田の八軒の家で開始し継承しており、現在はさらなる神楽衆を加えて十三名で活動している。八雲神社例祭の奉納神楽を定例とするほか、矢沢地区を中心に各集落の神社の例祭日にも奉納神楽をおこなっている。
またこれらの地域には八雲神社の講中が存在し、幸田神楽が招かれて門付けや幕神楽をおこなっている。」

と、あるうように幸田神楽には講中が招請する廻り神楽がある。今で言う地域ぐるみの後援会のようなものであるが、信仰を伴っているのでやはり神楽講の紐帯なのである。現在も残っているのは非常に貴重と言えます。



さて、裏八幡舞ですが、別名は四人八幡舞。
表式六番の八幡舞に対しての裏式六番の八幡舞であります。(八幡舞の裏舞を尊揃としているところもある)

2009000298198.jpg

八幡舞の舞手はどこも比較的若手が舞うものとされているらしく、この日も少年たちの清々しい舞でした。

2009000647180.jpg

動画でどうぞ

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2020.05.21 |

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祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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