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2020.05.17 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

沼宮内七つ踊り@2009沼宮内そばフェスタ

さて本日は、平成21年2月22日に、いわて沼宮内駅隣接の岩手広域交流センター「プラザあい」にて行われました、いわて北緯40度まんぷくそばフェスタのステージから沼宮内七つ踊りです。


沼宮内七つ踊りの由来についていわての旅より引用 ⇒いわての旅観光スポット

「もともとは、沼宮内の新町地区で伝承されていたものが、稲荷神社が旧御堂村川原木付近から現在の場所に移ったときに新町地区より野口町地区へ伝承活動地域が移ったと言われていて、沼宮内稲荷神社の祭典に踊られています。演目には神楽と共通するものがあります。」

七つの採物を持って踊る芸態は、黒森系統の神楽から分離独立したものや、大念佛の剣舞から派生したものがあります。

旧南部藩領内に広く伝承されているものの、舞い方の違いや、杵舞を中心にするか否か等多少の相違はあるようです。

その分布をみると

岩手町3、葛巻町2、玉山村、安代町4、宮古市2、岩泉町6、田老町1、二戸市1、一戸町2、浄法寺町1、九戸村2
(岩手県の民俗芸能 岩手県民俗芸能緊急調査報告書 平成9年刊)



沼宮内に隣接する岩手町の川口七つ踊りでは、その由来について平泉の牛若丸弁慶の戦ぶりが舞になって伝承されたとなっていますが、岩手町周辺の七つ踊を見ていると、隣接芸能といえる八幡平市安代町周辺の先祓い舞の影響が大きいように見えます。

その先祓い舞は安代町の兄川が発祥の地とされていて、900年ぐらい前に八幡太郎義家が、安倍一族征伐の途中、八幡平で病死した。その家来が兄川に住して稲荷神社を祀った際、その祭礼に舞ったという由来譚があるようです。

ともあれ、この七つ踊りは沼宮内秋祭りでも大変人気のある芸能で人だかりができるほど。

今年の秋祭りはできるのでしょうか。また見たくなってきましたが、それまでには収束していることを願います。

2009000373373.jpg

動画でどうぞ

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2020.05.17 |

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祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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