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2020.05.14 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

コロナ退散祈願 石鳩岡神楽「天王舞」@2008石鳩岡神楽交流会 in 雲龍庵

さて本日は、平成20年11月16日に花巻市東和町の雲龍庵にて開催されました石鳩岡神楽交流会から石鳩岡神楽で天王舞です。

天王とは即ち牛頭天王のことであるから、それに因んで本日は新型コロナウィルスの疫病退散を祈願しての天王舞ということにします。

天王舞の天王とはまた武塔神という北国の神様ともされている。
この武塔神は日本の神様である素戔嗚尊と習合されて伝えられていますので、素戔嗚尊と蘇民将来の話が演目の内容になっています。

北国の武塔神が妻女を得るため南海をさして旅をする途中で、宿を乞うたを裕福な弟の巨旦将来は断り、貧しい兄・蘇民将来は粗末ながらもてなした。



そして、武塔神が南海まで八万里ある旅をしていることを述べると、蘇民将来は「君未だ三万里にも及ばず。さらば数万里を走る寶船を君に奉らん」と助言します。

武塔神が無事に南海国に着き、頗梨采女と結ばれて8人の王子を産んで国に帰る途中で再び蘇民将来に会います。


DSC05635_20200514205129c6d.jpg

そこへ巨旦将来が戦を仕掛けて来ます。  
神戦ですが、巨旦将来は黒道化面の姿で、藁打ち槌(というより陽物)で頗梨采女の王子たちと戦いを演じます。

2008001396196.jpg

そしてめでたく巨旦退治ができ、以降は蘇民将来子孫門戸と掲げれる家は後々まで疫病を避けると言い渡す。
最後は、面を外しての崩し舞、千代の御神楽で舞い納めます。

いや本当に一日も早くコロナ疫病が終息してほしいと願います。

DSC05639.jpg

動画でどうぞ

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2020.05.14 |

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祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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