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2020.05.07 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

東北まぐら神楽「石童丸父を訪ねて高野山の場」@2011第31回尾松地区鑑賞会

さて本日は平成23年2月6日に行われました第31回尾松地区鑑賞会から東北まぐら神楽で石童丸父を訪ねて高野山の場です。

その前に、東北まぐら神楽会の由来は次のとおりです

「平成17年に栗原の神楽好きの仲間が集まって自由闊達に神楽を演じる神楽チームとして結成したのが東北まぐら神楽です。
結成後の日は浅いですが実力派揃いです。」

ということですが、代表者は菅原清志さんです。



演目の石童丸は、室町時代から続く仏教説話で、一般民衆に根強い人気を持つ語り物の一つです。

九州は刈萱荘に加藤左衛門尉という長者が住んでいたが、ある日本妻と千里御前という側室の異様な姿を垣間見て、世を儚んで高野山に出家します。
後にその子の石童丸が母千里御前とともに父を訪ねて東国をさして旅に出ます。

幕出し歌は 〽 センヤーハー 石童丸ホー 父をば訪ねて野を越え行くホー 野を越え行くホー

母子は高野山の麓に着きますが、高野山は女人禁制のため母千里は山に登ることができず、石童丸ひとりで父を尋ねて高野山に登ります。

DSC0127520160818143031.jpg

そこで一人の僧侶と出会い、父ではありませんかと石童丸が問いますが、苅萱道心は修業の身で親子の名乗りをあげることができないため、心が乱れます。

DSC0128220160818143029.jpg

そこで、我は亡き苅萱道心の知り合いなので、我を父親と思って慕いなさいと石童丸に説きます。
石童丸は回向して下山せよと告げらて一心に念仏を唱えて下山し母のもとへ帰ります。

DSC0128020160818151130.jpg

動画でどうぞ   ※冒頭部分が撮影されておらず、途中から始まっていますのでご了承ください。



テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2020.05.07 |

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祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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