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2020.05.01 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

日戸神楽「翁舞」@2010玉山大山桜祭り

さて本日は、平成22年5月23日に盛岡市玉山区日戸字新田 サクラパーク姫神にて行われたオオヤマザクラまつりのイベントで上演された日戸神楽です。

サクラパーク姫神というのは、平成8年に首都圏在住の「ふるさと玉山会」の提唱により、ふるさとに桜の名所を造ろうと、村民と玉山会会員が総出で2年間にわたりオオヤマザクラ一万本を植樹したものということです。

その姫神山の麓には古くから修験者による神楽が行われてきました。



日戸神楽の由来については「いわての郷土芸能」(岩手日報社刊)より

「明治八年一月、旧日戸村の若者たちが、現在の盛岡市下厨川片原の日吉朝賢に師事して神楽を練習、「御神楽和合講」として発足した。名称から当時の村民の親ぼく組織としての成り立ちを示している。昭和三十六年に日戸神楽保存会が組織された。毎年八月の日戸八幡宮例|祭に奉納、年始には初舞を行い、家內安全、五穀豊作を祈願している。」
ということです。現在は盛岡市指定の無形文化財となっています。

2010000054287.jpg

幕だし唄 〽 ちいりはたらり  らんがららりとう どうどうたらり らんがらありどう つゆわなにそよ おきななり 
          やーははーいよいよーさー

胴の拍子や舞振りは同じ玉山村の川又神楽と同様です。
姫神山麓一帯の山伏神楽は、姫神山別当の岩手郡年行事西福院の配下にある修験者が執り行ってきたものと思われるので、その神楽も同様になっているのかと思いいます。
下厨川片原の日吉朝賢なる者の神楽は何であったのかは不明です。

20140000133133.jpg


動画でどうぞ

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2020.05.01 |

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祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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