上山流田植踊り@2008室根郷土芸能春祭り
さて本日は、今から10年ほど前の平成20年4月27日に行われた蟻塚公園さくらまつりのステージからです。
ここは一関市室根町の室根山中腹にある公園で、200本のソメイヨシノは室根山の山開きが行われる4月下旬からゴールデンウィークに見頃を迎え、まつり期間中はぼんぼりが設置されています。
お弁当を広げて和やかに花見ができますし、イベント開催日には醤油団子で有名な金成屋が出店をだしたりしていました。
今年は無理ですが。
さて、この日は祭りイベントとして室根郷土芸能春祭りがステージでおこなれましたので、その中から上山流田植踊りについてです。
由来については「一関民俗芸能調査報告書」(令和2年3月刊)より
「大正期に青年団の男女で踊っていたという。昭和22年(1947)頃、戦地から帰ってきた人に教わって始めるが数年で中断し、昭和31年(1956)に再興。何度か中断し、昭和42年(1967) 2月に屋中7区全戸が参加して「上山田植え踊り保存会」を作るが、また中断
した。
当時は南流神社(室根町折壁)の縁日(1月17日)に奉納し、町を門付けで歩いた。その前日に地区内の各戸を回った。昭和50年代にはイベントに呼ばれることもあった。」
現在は活動休止中ということです。
一関地方の田植踊は羯鼓踊り系で、弥十郎が口上を述べて、羯鼓太鼓をもった踊りてが打ち鳴らしながら踊ります。
本来は小正月に豊作の予祝芸能として家々を門付けして歩いたものです。
演目としては、年の始め、お正月、向山、おおやれ、こやれ、あさはか、ほそみち、おいとま、 わたりがあり、その他に余興芸として、おいとこ、けんばやし、春駒などがあります。
動画でどうぞ
