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2020.04.08 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリシシ踊り

竪沢鹿踊@2010第50回 大迫郷土芸能祭

さて本日は、平成22年9月23日に行われた第50回 大迫郷土芸能祭から竪沢鹿踊です。

由来については、岩手の郷土芸能(岩手日報社 1992刊)より

「盛岡市山岸の住民とともに始めたといわれる。
神社は白森山岳に大雷命と称して鎮守されたが、貞応元年(1222)に焼蒔城主の佐々木左近が自己の信仰として竪沢の現在地に移し、社殿を建立。以後、社殿に奉納した鹿鳴の宴が伝承され、春日神社例祭で奉納されている。
また、一説には元仁元年(1224)に始まったともいわれる。」ということですが、太鼓と笛は盛岡の流れであることが明白です。

700年余の歴史を誇るということだが、幕踊り系のカナガラ獅子踊りとなっていますので、遠野と盛岡の中間地点であるだけに、その折衷の感じもあります。



往古には家々を巡って回向を行っていたが、念仏を受け継いだ人が亡くなるとともに絶えたが、踊りの掛け声には念仏が入っているとも言う。念仏供養塔も残っているということだ。

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刀振りがツボケを振っている様は念仏剣舞の要素もあるので、同じ盛岡でも澤目獅子踊りに近い感じもする。

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嘉永四年(1851)と記された書き物には、「庭ほめ」「宮ほめ」「酒ほめ」「女鹿狂い」「てっぽう踊り」など演目十五種が記載されているという。なかなか稀有な鹿踊りです。

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動画でどうぞ


テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2020.04.08 |

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祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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