祝 県無形文化財指定 八木巻神楽「岩戸開き」@2010第50回 大迫郷土芸能祭
さて本日からは、平成22年9月23日に花巻市大迫町 大迫交流活性化センター 早地峰ホールにて行われたした、第50回 大迫郷土芸能祭のリポートとなります。
その中から、本日岩手県の無形文化財に指定された八木巻神楽で岩戸開きです。
八木巻神楽の由来について
「八木巻神楽は、享禄4年(1531年)、村内の人々が諸霊地を巡拝しておりましたが、紀の国熊野三所大権現より御分霊をいただき、同年に帰郷されてから神社が建立されました。
それから30年ほど経過した永禄7年(1564年)が、八木巻神楽の始まりと伝えられています。
神楽を招いた家には、疫病が入らないという言い伝えにより、大いに招待されました。
しかし、江戸時代の三大飢饉により活動の休止、縮小をせざるを得ない時期もありましたが、昭和7年(1932年)に熊野大権現を八雲神社と改め、旭の又神楽から支援を受けて復活しました。
八木巻神楽は、7拍子で大償神楽流に近い神楽と言われています。」ということのようです。
現在の代表は佐々木隆嗣さんです。
詳細は八木巻神楽の素晴らしいHPがありますのでご参照ください。⇒「神楽とわたしたちのくらし」
翁が八雲起つと書かれた鳥兜を付けて舞出る。
八雲起つとは、まさに素戔嗚尊のことであり、八雲神社の祭神。
昭和7年に旭の又神楽から伝授されて以降は大償神楽の影響が大きい舞となっていますが、尚古き舞い方を残していると言われています。
10世帯ほどの小さな集落で連綿と継承され、今日もなお公演の回数が年に30回を超えるという地域結束の取り組みも評価されての県指定なのだと思います。これからも活躍を期待するとともに、また神倉神社の奉納を見にいきたいと思います。
動画でどうぞ
