鵜鳥神楽「恵比須舞」@2020釜石箱崎白浜巡行
さて本日は、鵜鳥神楽の釜石箱崎白浜巡行から恵比須舞です。
恵比須舞は大漁祈願と航海安全の舞とされ、黒森神楽では山の神舞とともに重要な演目となっているようです。
特にも、横山八幡宮、大杉神社、熊野神社、黒崎神社等の祭りでは曳舟の船上、あるいは魚市場や漁港で奉納される祈祷舞でもある。
〽 センヤー 田子の浦
高天原の庭造り 高天原の庭造り これぞ神代の始めなり
恵比須面をつけて舞い出て凪の良い海原で千歳の松に腰掛けて釣の支度をする。
恵比須様の釣り竿、ミチ糸、ハリを手入れする仕草が笑いを誘う。
客席では神楽の勧進元が造り物の鯛を持って泳ぐさまを滑稽に演じて盛り上げる。
通常は勧進元がするのだが、この日は頼まれた人と子供たちがその大役を預かった。
ちなみに鯛は布製の立派な「めで鯛」でした。
仕留めた鯛を畳扇でととめを刺すのも一興
浜では殊に好まれる演目だけあって、鯛を釣り上げた場面では客席から「大漁!大漁!」と声が懸かる。
神への信仰と切なる願いが込められた恵比須舞。
震災被害から復興を続けてきた箱崎白浜でも漁港整備や鵜住居地区からの道路改良なども進んで来ています。
何よりも、平安な日常が取り戻せることが一番で、この日も神楽を見ている皆さんの笑顔が何よりも物語っているような気がしました。
動画でどうぞ
