鵜鳥神楽「岩長姫~日本武」@2020釜石箱崎白浜巡行
さて本日は、鵜鳥神楽の釜石箱崎白浜巡行から岩長姫です。
この演目は素戔嗚尊が八岐大蛇退治をして尾の先から叢雲の剣を取り上げ、熱田の宮に奉納したあとから始まる一連の場面です。前半は岩長姫、後半は日本武尊の二場をもって一曲としているようです。
岩長姫は役舞の中でも「かづらもの」として女舞とされている。
〽 よおよお 急ぎゆくほどに 急ぎゆくほどに ひの川上に着きにけり
岩長姫の頭に被ったスカーフは舞手の母上のものでしょうか、神楽で身につけると御利生があるといわれてますね。
かくて宝剣を奪い取り幕内へと入る
〽 よおよお急ぎゆくほどに 急ぎゆくほどに 熱田の宮に着きにけり
引き続いて大和武尊が出て一舞して言い立て
〽 おお我こそは大和武尊にてましますが 当社熱田の明神に 天の草薙の剣収めおきしが
然るに岩長姫 帝に少しの意趣ありて 出雲の国 ひの川上にましまして、八の頭を顕して
八岐の蛇となりにけり 然るに天照皇大神の弟 素戔嗚尊は神計りをもってかの大蛇を
退治せしが、またまたその霊残って、形を姫と顕して奪い取ったる様子、承って候やの
我装束を改めて、かの宝剣を取り返し、再び当所に納め奉らん。
で、岩長姫变化の大蛇が出現し大和武尊と戦いになる
大和武尊は呪言を唱えてかかる
とおかみえみたみ かんこんしんそん りこんだけん 祓いたまえ 清め給え
が、大蛇はそうやすやすと倒されない。
お約束どおり客席に乱入して子取りをしようとしましたがこの日は不発に終わりました。残念
かくて大蛇を退治してめでたく幕入り
動画でどうぞ
