鵜鳥神楽「座揃」@2020釜石箱崎白浜巡行
さて本日からは2月29日に行わた鵜鳥神楽の釜石市箱崎町白浜の神楽宿での様子をリポートしていきます。
鵜鳥神楽は鎌倉時代から続く山伏神楽で、2015年3月2日に国重要無形民俗文化財に指定されている。
鵜鳥神社において毎年旧暦の4月8日に行われる例大祭で神楽を奉納する他、三陸沿岸部を廻村しての巡行が行われている。
巡行は北廻りと南廻りがあり、宮古市の黒森神楽と一年交替で、三陸沿岸の村々を約2ヶ月間かけて巡行する。
北廻りは普代・野田・久慈等を巡行し、南廻りは普代・岩泉・宮古・山田・大槌・釜石等を巡行している。
今年は南廻りの年にあたり、この日は神楽メンバーの地元の神楽宿で行われたものです。
神楽宿の佐々木家の鴨居に掲げられていた国重要無形民俗文化財指定書
普代村の鵜鳥神楽の神楽衆は和野(田野畑村)の人々が大半であり、数人を除いて大宮神楽(和野神楽)の神楽衆でもある。
大宮神楽として活動する場合は大宮神社の権現様を奉じて、霞である田野畑村内の集落で神楽を演じる。一方、鵜鳥神楽として活動する場合は、鵜鳥神社の権現様を奉じて、霞である久慈市~釜石市の範囲を隔年で訪れている。
この日は当家の庭先で舞い込みが行われたが、あいにく遅れて到着したので神楽上演からとなりますのでご了承ください。
座揃いです。打ち鳴らしとも、みかぐらとも呼ばれる神降ろしの意味も込められた儀礼的なもので、一同が幕前に座して神歌をかけ、また神楽のいわれを唱えるものです。
〽 センヤー面白し面白きものにとりては それ昔 伊勢天照大神の 天の岩戸に引きこもり、四方が闇になりし時、伊弉冉尊伊弉諾尊豊国の尊、十二人の神楽男、八人のようどうめ 調べの声とかや、面白し
動画でどうぞ
