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2020.02.29 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

岡谷地南部神楽「軍勢借り」@2020第41回志波姫神楽鑑賞会

さて本日は、第41回志波姫神楽鑑賞会から岡谷地南部神楽で軍勢借りです。

その前に岡谷地南部神楽さんの由来について

明治三二年、工藤清右エ門(東和町嵯峨立から養子に来た人)が庭元兼師匠となり、修験道加田羽流剣舞神楽を部落の若者達に指導し、岡谷地南部神楽を創設した。
初代庭元工藤清右エ門、現在の庭元高橋安治は六代目である。

とありますが、現在の代表は佐久田和尋さんです。
胴は高橋真一さん、今日も気魄の籠もったバチさばきと掛け声です。



幕上げがかかります

〽 センヤハー 義経は 元治館へ急ぐなり~

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源氏再興を期した源義経は、平家との戦いの為軍勢を整えようとみちのく奥州に佐藤庄司元治を訪ねる。

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佐藤庄司元治です。
庄司というのは、領主の代理として、年貢の徴収や管理などの任務を行う役人の役職名です。
奥州信夫郡(現福島市飯坂)を治めていたので、湯の庄司とも呼ばれていたという。

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元治には継信·忠信の子息がおり弓矢の名人であることから、一人貸してくださいと元治に頼む。
継信と忠信は、我こそ武勲を立てたいと他をおしのけて出陣しようと兄弟争いをします。
そこで父元治は二人とも義経の家来となって名を挙げよと告げる。

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そして、兄継信には、戦場での心得として、敵将の放つ一の矢、二の矢は手で払っても、三の矢は管矢に違いないので、必ず刀で薙ぎ払えと教えます。このことが後の屋島合戦の場面の伏線になっています。

かくて平家追討の戦に急ぐ義経主従となります

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動画でどうぞ

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2020.02.29 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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