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2020.02.19 | Comments(1) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

成岡田神楽「御神楽」@2020前沢郷土芸能祭

さて本日は、前沢郷土芸能祭から成岡田神楽で御神楽です。

その前に成岡田神楽さんの由来について村上護郎著「南部神楽」から

「田河津横沢篭山の千葉栄三郎は西南戦争の際の同年兵、平泉町達谷の屋根ふき職人古太郎より、千葉幸蔵等と共に神楽を習い竹沢神楽を創始、明治三十年岩井里に、大正十年夏山に、また前沢成岡田にも伝え、成岡田の面は千葉栄三郎の作であり、神楽台本も残されている。」

とあります。現在の代表者は千葉守さんです。



成岡田という地区は前沢の束稲山北勢麓に位置する集落で、県道106号線をたどると田河津集落まで眼と鼻の先である。
したがって、田河津高金の佐藤金治郎の元へと神楽を習いに通ったのも頷ける。
成岡田に神楽が伝わったのは明治43年であるという。佐藤金治郎発祥の高金流の竹沢神楽直系です。

20200119133450IMG_7262.jpg

御神楽ですが、なかなか古い手が入っている感じがします。
あまり見たことのない所作があるなど、今となっては金治郎流を伝える貴重な神楽ともいえます。

20200119133512IMG_7265.jpg

現在上演できる演目は、御神楽、三番叟、岩戸開、諸望分神話、、叢雲神語などでしょうか。

成岡田神楽さんは9月8日に久須志神社例祭で神楽を奉納するそうです。いつか見にいきたいと思います。

20200119134410IMG_7267.jpg

動画でどうぞ


テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2020.02.19 |

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祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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