成岡田神楽「御神楽」@2020前沢郷土芸能祭
さて本日は、前沢郷土芸能祭から成岡田神楽で御神楽です。
その前に成岡田神楽さんの由来について村上護郎著「南部神楽」から
「田河津横沢篭山の千葉栄三郎は西南戦争の際の同年兵、平泉町達谷の屋根ふき職人古太郎より、千葉幸蔵等と共に神楽を習い竹沢神楽を創始、明治三十年岩井里に、大正十年夏山に、また前沢成岡田にも伝え、成岡田の面は千葉栄三郎の作であり、神楽台本も残されている。」
とあります。現在の代表者は千葉守さんです。
成岡田という地区は前沢の束稲山北勢麓に位置する集落で、県道106号線をたどると田河津集落まで眼と鼻の先である。
したがって、田河津高金の佐藤金治郎の元へと神楽を習いに通ったのも頷ける。
成岡田に神楽が伝わったのは明治43年であるという。佐藤金治郎発祥の高金流の竹沢神楽直系です。
御神楽ですが、なかなか古い手が入っている感じがします。
あまり見たことのない所作があるなど、今となっては金治郎流を伝える貴重な神楽ともいえます。
現在上演できる演目は、御神楽、三番叟、岩戸開、諸望分神話、、叢雲神語などでしょうか。
成岡田神楽さんは9月8日に久須志神社例祭で神楽を奉納するそうです。いつか見にいきたいと思います。
動画でどうぞ
