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2020.02.28 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

白浜神楽「作耕舞」@2020第41回志波姫神楽鑑賞会




白浜神楽さんは同じ花泉町の大門神楽から指導を受け、その演目の再現に力を入れている団体です。
昨年あたりから白浜神楽の千葉会長さんに会うたびに「やるぞ~」と言っていたので期待していましたが、期待以上でした。

作耕舞の内容は、文字通り稲作の神様を崇め奉るというもので、法印神楽の宇賀玉(保食神)の筋書き通りです。
がしかし、見てのとおり「道化」です!たいしたもんだ。

作耕舞のストーリーを写真に沿って説明します。

最初に保食神(女神)が宇賀玉を手にもって現れます。

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それを鬼神が奪って虚空に飛び去ります。

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困り果てた保食神は玉を取り返すべく素戔嗚尊を呼びだそうとしますが、現れたのは自称「素戔嗚尊末孫の大黒様」です。

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大黒様は、作物の神様になるようにとの祈願を込めた豊作を祝福して舞台に出てきます。
が、こっからが道化です。

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米っこ作りをする百姓の様子を神楽に仕組んだのが最初と思われますが、時代が下るにつれて合いの狂言として盛り上がってきたこの演目。
今回白浜神楽さんは久々にこの道化演目を昔日の態にして現出してくれました。
最高です!これからも楽しみにしてます!

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動画でどうぞ


テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2020.02.28 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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