小瀬川神楽「鐘巻」@2020円万寺系神楽初舞
さて本日は、円万寺系神楽初舞から小瀬川神楽で鐘巻です。
幕出しは 〽 ようよう急ぎ行く程に鐘巻寺につきにけり
伏屋の娘が鐘巻寺に参詣するシーンです
早池峰系神楽の鐘巻では表されることはないですが、上根子神楽では清姫が鐘巻寺に参拝する情景が細かく表現されています。
清姫が懐中から紙を取り出して、米を撒いて祈願する場面があります。
また、円万寺系神楽が明治以前の修験神楽の名残を映していることの証左として舞手が数珠を持って舞い踊ります。
さらに、寺の別当にこの寺は女詣ずることを禁ずるとして追い払われ、ために鐘の緒を取って物狂いの様相になります。
そこへ、旅の客僧となった安珍坊が鐘巻寺の災いを解決すべくやってきます。
おぞましくも蛇身となった清姫です。
他の神楽系統の清姫と違って地を這う様が蛇にさも似たりという感じです。
そして安珍坊と清姫の戦いが始まりますが、ここからが蛇神の出番
舞台を降りて観客席まで飛び出して行きます。
場内にいる,幼児を見つけては小脇に抱えてステージへと拉致します。
動画でどうぞ
