胡四王神楽「八幡舞」@2020胡四王蘇民祭
さて本日は、胡四王蘇民祭から胡四王神楽で八幡舞です。
今年の正月は本当に雪も少なく暖かな日々でした。
この日も裸衆が登ってくる山道にこそ少し雪がありましたが、境内にはほとんどない状態でした。蘇民祭としてはちょっと物足りないぐらい。
さて八幡舞
悪魔祓いの二神の舞ですが、幕出し無しに舞い出でます。
軽やかな笛の音が境内に流れて初春の感じがします。
ひとしきりネリ舞があったのち言い立てになります
〽 さらさらと 天降ります 八幡(やわた)神 和合の利益 いや増しにけり さんや面白し
八幡の由来を 詳しく尋のるに 応神天皇の宇佐の神社なるをもって 八幡大神とは 自らがこと
舞手が弓に矢をつがえると舞手と胴前の歌がかかります
〽 八幡大神弓矢をつがえ
四方矢先に 悪魔射落とす 悪魔射落とす
ところで、このへんの言い立ては、南部神楽の方にも同様に伝わっていますので、参考までに市野々神楽のものを掲載してみます。
さらさらと降り給う権者あやにまし さんや あやにまし
色よきかぎり高麗の権者面白し、八幡大神宮の御本地をくわしう説き尋ね奉る。さんや奉る。
父をば仲哀天皇と申し奉る。
母をば神功皇后と申し、御妻となって持たせ結うこの子をば応仁天皇八幡太神と申すなり。
他の国より他の人 我が国より我が人 恵み合せる神徳のほどこそ有がたし。
信ずべし権ずべし 代々武将守りの神
弓矢取っては氏の神
我こそ八幡大神なり
〽 八幡太神 弓を上手に射てこそ上手 射てこそ上手 ようほう
八幡太神居垣の内に弓をはり 四方矢先で悪魔射殺し
という具合です。
動画でどうぞ
